TBSテレビ「サンデーモーニング」などに出演する日本総合研究所会長の寺島実郎さんの講演会が12月20日、ワークピア横浜=中区山下町=で行われ、約200人が参加した。南区在住の元衆議院議員・齋藤勁氏が代表理事を務めている一般社団法人勁草塾が主催したもの。
勁草塾は毎年、年末に寺島さんを招き、その年の振り返りと、翌年の展望を語ってもらっている。今回は10月の衆院選の結果分析や2022年の世界経済の見込みに関する展望を行った。
衆院選で立憲民主党が議席を減らした原因を「党に明確な産業論がなかった」と分析。岸田政権の誕生で自民党が中道寄りになる中で、経済政策を通して存在感をどう示すかが重要だとした。
消費・行動が内向き
また、「日本人は好きなこと、ものだけをしたり、消費するようになり、内向きになっている」と指摘。大型ショッピングモールに代表される家族滞在型の施設などが増え続けることの影響を危惧した。さらに、「国産の新型コロナウイルスワクチンの開発が進まないのは、総合エンジニアリングや構想力がないから」だとし、「このままでは世界の中で日本が埋没してしまう」と危機感を示した。
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