銀行職員が振り込め詐欺などの特殊詐欺や強盗への対策を学ぶ防犯訓練が1月11日、スルガ銀行横浜六ツ川支店で行われた。南警察署の指導を受け、2部構成で実施。犯人役の迫真の演技に圧倒される場面もあったが、職員は冷静に対応した。
特殊詐欺対策訓練は多額の現金を引き出そうとする被害者に扮した警察官を相手に職員が振り込め詐欺などの可能性を確認。「住宅リフォーム代で300万円を出金したい」と話す被害者の気持ちを配慮した上で、詐欺の疑いを指摘した。
強盗対策訓練は一般客を装った犯人に窓口で金を要求された場合を想定して進行。犯人役の警察官がけん銃を突きつけ「金を出せ」などと鬼気迫る演技ですごむと、職員は刺激しないように対応した。その後、通報で駆けつけた警察官に逃走した犯人の特徴などの状況説明を行った。
訓練後、警察官が講評。防犯カメラの映像が事件防止や解決の鍵になることを伝え、金品よりも職員や利用者の人命を第一に考えるようにアドバイスを送った。
同店の池谷和興支店長は「訓練だと分かっていたから対応できたが、事件に直面したら冷静にはなれないと思う。いただいたアドバイスを基に、今後も万が一の場合に備えた訓練を積み重ねていきたい」と話し、防犯強化に取り組むとした。
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