ひとり親の子どもの支援が社会的な課題となる中、南区では施設などの関係団体が連携した支援が進んでいる。
子どもの支援を行うNPO法人「チャリティーサンタ」の横浜支部と南区社会福祉協議会、横浜南央ロータリークラブ、睦地域ケアプラザなどの団体が協力し、昨年12月、ひとり親家庭など、季節にちなんだイベントを行うことが難しい家庭にサンタクロースがプレゼントを届ける「チャリティーサンタ横浜南区」を行った。
「子どもに夢を持ってもらいたい」「子どもに感動を」との願いを込めて企画したもの。南区役所や福祉施設、フードバンクの各団体に協力を依頼し、企画の周知を進めた。子どもに渡すプレゼントは、横浜南央ロータリークラブや神奈川県共同募金会などの企業や団体からの寄付で集まった。
当日は南区社協のボランティアセンターを通じて集まったサンタクロースが応募があった南区内の29家庭、45人の子どもへプレゼントを届けた。応募した家庭からは「家族で新型コロナウイルスに感染し、1カ月近く誰にも会えないまま家で過ごすことになってしまった。せめてクリスマスは楽しく過ごしてほしいと思って応募した」など、企画に期待する声が聞かれた。
初の試みを終え、南区社協などの主催者側は「この活動の願いが広がり、自治体や公共施設、企業が共感していただくことにより、多くの子どもの笑顔を生み出すことになる」と話し、今後も取り組みを続けたいとした。
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