南区内の奉仕団体「横浜寿ライオンズクラブ」(福井康朝会長)が3月13日、小学生を対象とした初のサッカー大会をPNフットサルエリア=泉区=で行った。コロナ禍で大会が中止になるなど、活動の場が減っている子どもたちに機会を提供するねらいで、クラブ創立から約50年で初の試みに関係者は「子どもの顔が見られた」と手応えを感じていた。
青少年育成に貢献
同クラブは、1973年10月8日に創立。これまでに、少年野球大会の後援や区内中学校との薬物乱用防止ポスターの作成、小学校の緑のカーテン作り支援などの奉仕活動で、青少年育成や社会福祉に貢献してきた。
各地でスポーツ大会の中止が余儀なくされる中、今回は「子どもたちに笑顔を」というテーマの下、サッカー大会を企画した。特設Webサイトを開設し、市内を中心に参加チームを募った。
大会は感染症対策を徹底した上で開催された。U-8の部とU-11の部に分かれて行われ、5チームが総当たりで優勝を目指した。U-8は大谷戸FC=川崎市=、U-11は横浜キッズサッカークラブが優勝した。
また、この大会のコンセプトが「みんなに出場機会を」。同ライオンズクラブは、レギュラー以外の選手も活躍できるよう、全ての選手を出場させるように呼び掛けた。試合で得点を決めるだけではなく、応援や後片付けといったプレー以外で貢献した選手も称えた。
学校行事などの中止は子どもの活躍を見られない保護者にとっても心が痛いもの。同ライオンズクラブは多くの保護者が応援に来られるように配慮し、広々として、密にならないPNフットサルエリアを会場に選んだ。
孫の晴れ姿を見ようと、子どもの祖父母もカメラを持って駆けつけた。大会を企画した山崎千尋さん=人物風土記で紹介=は「3世代が交流できる機会を作れた。今後も皆さんの笑顔を見られるイベントを企画したい」と話した。
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