ポニー乗馬などが体験できる「移動動物園」が5月18日に六ツ川西保育園で開かれ、園児と住民が動物と触れ合った。
同保育園は子どもが生き物への興味関心を高め、自然への愛情や命を大切にする気持ちを育むために移動動物園を年1回開く。さまざまな事情で動物園に行けない園児にとって貴重な機会となるほか、地域住民と「顔の見える関係」を築くきっかけにも。まちの交流促進につなげている。
移動動物園は川崎市の福田牧場が協力。ポニーやウサギ、ヤギやヒツジなどの動物がやって来た。園児は牧場の職員から動物と仲良くなる方法などを学び、ポニー乗馬や餌やりを楽しんだ。最初は怖がるそぶりを見せた園児も次第に動物と打ち解けて笑顔を見せた。
「心」豊かに
文部科学省が定める「幼児期の終わりまでに育てたい10の姿」の中に「自然との関わり・生命尊重」という項目がある。同保育園はこの理念に則り、移動動物園を企画。園児が自然の変化などを感じ取り、好奇心や探求心を持って、自らの言葉で表現する力を養うねらいがある。また、その時の感動を周囲と分かち合う心を育み、思いやりのある人間を目指す。
今回は園児のほか、予約をした地域住民も参加。合わせて約100人が集まり、動物と触れ合った感想や観察したことを伝え合った。同保育園の小尾典孝園長は「動物と触れ合うことだけでなく、誰かと気持ちを共有し、人との上手な関わり方を学ぶ機会でもある」と話し、相手の気持ちに寄り添う大人に育ってほしいとした。
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