公開生放送でパーソナリティを務めた杜野まこさん
ラジオ日本＝本社・中区長者町＝と横浜市による「横浜防災フェア２０２２」が８月26日、27日に横浜市役所１階「アトリウム」で行われ、同局の公開生放送があった。
26日正午からは「Ｈａｐｐｙ Ｖｏｉｃｅ！ ｆｒｏｍ ＹＯＫＯＨＡＭＡ」の公開生放送を実施。中区長者町のスタジオを飛び出し、初の公開放送となった。番組は声優・タレントの杜野まこさんがパーソナリティーを務めるもの。防災フェアに関連し、杜野さんが市職員に風水害時の行動計画「マイタイムライン」など、市民ができる防災対策を聞いた。
番組後半では東京大学総合防災情報研究センター教授の酒井慎一さんが日本を取り巻く状況を説明。関東での大規模地震について「活動層の地震もあれば、プレートの地震もあり、いろいろな地震に対する総合的な対策を考えなければならない」と語った。宮城県出身の杜野さんは東日本大震災を経て感じた防災対策などを話した。
杜野さんは「公開生放送は一つの目標だったので嬉しかった。皆さんの笑顔が見られて心の力になった」と振り返った。番組は「ｒａｄｉｋｏ」で９月２日まで聴ける。
会場では市や防災関係団体などのブースが並んだ。日本赤十字社神奈川支部はＡＥＤの体験企画を行い、来場者が機器の使い方を学んでいた。
きょう特別番組
27日に公開収録された特別番組が９月１日午後８時30分から９時30分まで放送される。時事通信社解説委員の中川和之さんが最近の災害の事例やサバイバル術を解説。タレントの三田麻央さんも出演し、楽しみながら防災・減災を考える。
赤十字社のブースでＡＥＤの使い方を学ぶ来場者
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