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3月28日
南区内の福祉施設や高齢者宅を訪問し、話し相手になる活動を行うボランティアグループ「傾聴みなみ」らによる「傾聴ボランティア養成講座」が9月15日、浦舟複合福祉施設内の南区福祉保健活動拠点で行われた。コロナ禍で人に会う機会が減って、独居高齢者などの社会的孤立が強まる恐れもあり、傾聴ボランティアの会員増加が求められている。
傾聴みなみは、南区社会福祉協議会が主催した「傾聴ボランティア養成講座」の受講生が協力し、2009年に設立。現在26人の会員が活動し、地域ケアプラザや特別養護老人ホームなど、約10カ所の福祉施設と個人宅を訪問し、高齢者の話に耳を傾けている。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大以降はほとんどの活動を自粛。コロナ禍に適応しようと、オンラインを使った取組を検討したが、対面でのコミュニケーションを根底とする傾聴には適切ではないと考え、取り止めた。
依然として自粛ムードが残るが、深刻化する会員減少に歯止めをかけるため、15日から10月6日にかけて、全4回の養成講座の開催を決めた。
15日の講座では、傾聴ボランティアの育成に長年貢献している篠崎延子さんが講師を務め、傾聴の基本を指導。参加者は心を込めて相手の話を聞く姿勢がいかに大切かを学んだ。参加者が篠崎さんに相談する時間も設けられ、「会話を広げるためにはどうしたらいいか」「話し相手の家族との適切な距離間は」などの質問が出た。
傾聴みなみの大沼二三子会長=人物風土記で紹介=は「高齢者に限らず、孤独を感じている人がいる。講座で身に付けたスキルは家庭や会社などのコミュニティーでも生かされる」と話し、会員増強を目指していく。
今後の講座では、参加者同士の意見交流会などを予定している。
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