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3月28日
睦町の横浜青年館内にある青少年の地域活動拠点「M―base(エムベース)」でマンガを描いている小中学生らの作品展が7月24日から27日まで、南区役所1階ギャラリーで行われる。拠点では自己表現方法の一つとしてマンガ創作を取り入れており、子どもが前向きに生活できることにつながるなどの効果を感じているという。
青少年の地域活動拠点は、中高生を中心とした世代が気軽に集い、仲間や異世代と自由に交流できる場所。横浜市の補助事業で、現在は市内に7カ所ある。
M―baseは、青少年支援活動を行うNPO法人教育支援協会南関東と横浜青年館を運営する一般社団法人横浜勤労青少年福祉協会による委員会が運営。主に放課後の子どもが自分の時間を過ごし、1週間で約50人が利用しているという。
教育支援協会南関東は以前からマンガ創作体験を通して他者との交流を図るプログラムを進めており、拠点でもそれを取り入れることにした。
2021年暮れから「放課後マンガ教室」として、火曜日は小学生、土曜日は中学生以上のコースを開き、専門講師が指導。金曜日は「マンガクラブ」として、子どもたちが自由に絵を描いている。
気の合う仲間と上達
マンガクラブでは課題が課されることはなく、各自が描きたいものを描く方針。自分が考えたキャラクターを熱心に描く女子児童もいれば、ストーリーがある作品を考える男子児童もおり、自主性に任せている。女子児童は「ほかの人の作品も見られるので上達する」と話し、気の合う仲間といられるこの場所が好きだいう。
スタッフは「マンガを描くと、言葉は少なくても表情が明るく前向きになっていく子どもが多い。スポーツや音楽と同じようにマンガやアニメが必要な子どもが増えている」と話し、自己表現方法としてさらに広がる可能性を感じている。
M―baseは中学生以上も利用するので、小学生のみが対象の放課後キッズクラブや学童とは異なる。教育支援協会南関東の岩間文孝代表理事は「最近の子どもは何かとストレスが多いが、ここでは学校や学年に関係なく、様々な体験ができる」と話す。
昨年からマンガ作品を対外的に発表する場を設けている。区役所ギヤラリーでの展示は24日から27日の4日間。岩間代表理事は「拠点が地域とつながりを持てるようにしたい」と展望を語る。
問い合わせはM―base【電話】045・308・6610。
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