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3月28日
外国人住民が増えている南永田団地で9月24日、外国の文化を知る国際交流イベントが行われた。モンゴルの馬頭琴の演奏やインドカレーの提供などがあり、団地の住民が親睦を深めた。団地の管理者は今後、外国人入居者の生活に関する相談を受け付ける機会を設けるなど、支援を続ける。
徐々に増える
同団地は分譲と賃貸を合わせて約2400戸がある。管理するUR都市機構によると、外国人入居者が徐々に増え、現在はバングラデシュなどからの数十世帯が暮らしているという。
国際交流イベントは、UR賃貸住宅でコミュニティ形成支援などを行うURコミュニティと団地の活性化を目指すNPO法人「永田みなみ台ほっとサライ」、永田みなみ台地区社会福祉協議会が主催。団地に住む外国人が地域とつながりを持ち、日本人居住者と一緒に文化への理解を深めることを目的に2021年から行っている。
モンゴルの音楽
団地内の商店街にある広場を使い、モンゴル出身者による馬頭琴の演奏やタイダンスが披露された。会場には100人以上が集まり、外国人入居者が家族で訪れる姿が目立ち、日本語で日本人住居者と笑顔で会話する様子も見られた。
NPOが運営する「サロンほっとサライ」はインド料理を知ってもらうためにカレーを販売。50食が早々に売り切れるほどの人気だった。
参加した団地に住む女性は「馬頭琴の演奏を初めて聴けて楽しかった」と話した。家族で会場を訪れたバングラデシュ人の男性は「子どもに話しかけてくれたりして日本人の優しさを感じた」と笑顔を見せていた。
生活相談も
URによると、同団地の外国人入居者は増加傾向にあるという。家賃が比較的安価であることもあって、先に入居していた外国人が後からやって来る人に勧めるケースもあり、コミュニティの広がりにつながっている。
その中で外国人入居者が文化やルールの違いに戸惑ったり、生活音のトラブルが生じることもある。こうした課題に対応するため、URは外国人の生活支援を行うみなみ市民活動・多文化共生ラウンジと協力し、生活に関する相談に応じるガイダンスを10月に行う。
URは今後も外国人と日本人の入居者が交流できる機会を作りながら、住み良い団地を目指す。
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