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公開日:2024.01.25

南中学校2年生
沖縄の伝統芸能体感
修学旅行へ事前学習

  • お手本を見ながらパーランクーを叩く2年生

 市立南中学校(藤宮学校長)で1月19日、2年生を対象とした「沖縄芸能鑑賞会・交流会」が開催された。これは5月20日から22日に行われる沖縄修学旅行へ向けた事前学習の一環で、沖縄県人会の琉球舞踊団体を招いて行われたもの。沖縄の方言や伝統舞踊、楽器などに直接触れる機会となった。

太鼓や踊り

 5月の修学旅行に参加するのは現在の2年生169人。

 会の前半では、沖縄の歴史や伝統舞踊などについて、琉球舞踊団体「琉舞鶴之会」の芦垣緋鶴さんがスライドを用いて紹介。その後、沖縄古典音楽の代表的な楽曲「かぎやで風(ふぅ)」などが披露された。後半は生徒が「パーランクー」と呼ばれる太鼓と手踊りのグループに分かれて練習。最後は全員で成果を発表した。

 講師を務めた芦垣さんは「生徒は緊張もせず、和やかな雰囲気だった」と笑顔。体験した生徒の金井優さんは「最近、沖縄について調べ始めたが、今日教わったことは知らないことが多く、楽しかった。修学旅行がもっと楽しみになった」と目を輝かせた。見るだけではなく、実際に自分の体を動かすことで、沖縄への興味がさらに湧いたという。

現地生徒と交流へ

 南中学校では2012年度から沖縄を修学旅行先にしている。2年前からは沖縄本島北部の東中学校との交流もスタート。2月1日には両校の代表生徒がオンラインで顔合わせをし、修学旅行当日に向けて様々な情報交換などを行う。

 また、修学旅行2日目には東中学校を訪問する予定で、2年生担任の細谷健太郎教諭は「基地がある、空襲があったなど、沖縄と神奈川にはいくつも共通項がある。でも違うところもある。それを同じ世代の東中と交流することで、より身近に感じられるのではないか」と話す。

 修学旅行で得た沖縄や平和についての学びは何らかの形にまとめて、後輩や東中学校に向けて発信する予定で、細谷教諭は「事後学習もきちんと行い、それを発信することで、その先へとつなげていくことができるだろう」と期待する。

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