唐沢の園芸会社「横浜植木株式会社」が2月上旬に永田台小学校、永田小学校の2年生とともに植えた大根の収穫をサポートした。
同社は地域の食育に貢献しようと、これまでも石川小学校の水田の改修工事や児童への田植え指導などを行っており、永田台小と永田小への支援は今年度で2年目。南区社会福祉協議会の紹介で園芸資材を寄付するなどの交流が始まり、昨年度から野菜作りの支援活動がスタートした。
春から夏にかけてはピーマンを、秋から冬にかけては大根を育ててきた永田小の2年生約90人は、同社の伊藤智司社長から指導を受け、8日に収穫に挑んだ。
この日収穫したのは、同社が県の農業技術センターと合同で開発した白首大根の「湘白(しょうはく)」。伊藤社長は「辛み成分が少なく、味の良さが特徴。今年は土壌、降雨量の影響か、小さめ」と話した。
収穫した野菜は児童が分け合って持ち帰ったほか、給食に利用されることになっている。夏に収穫したピーマンは、食べるのが苦手な児童も多かったが、自分が育てたことで親しみが湧き、食べられるようになった児童もいたという。
永田小の松本理恵教諭は「以前は手探りだった野菜作りだが、横浜植木さんの協力を得られてからは、困ったり、迷ったりした時にプロならではの助言を受けられた」と1年間を振り返った。
伊藤社長は「来年度もこの支援活動を続け、農業を通した地域貢献、社会貢献を進めていきたい」と笑顔を見せた。
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