市立横浜商業高校(Y校)出身の競輪・郡司浩平選手(33)が2月12日、岐阜競輪場で行われた「全日本選抜競輪」(GI)で優勝した。郡司選手のGI優勝は2021年に川崎競輪場であった全日本選抜競輪以来、3年ぶり3度目。
今大会は9日の初日から7、2、3着と勝ち星こそなかったものの、各レースで隊列を組む神奈川所属選手のアシストもあり、決勝へ進出。決勝には郡司選手のほか、北井佑季選手(34)、松谷秀幸選手(41)と神奈川勢が3人そろった。レースでは北井選手の後ろを回った郡司選手がゴール前で差し切って1着。優勝賞金4千万円を手にした。
Y校時代は野球部に所属。卒業後に父・盛夫さんと同じ競輪選手になることを決めた。11年に川崎競輪場所属でデビューし、13年にトップ選手が集まる「S級」に昇格。16年に最上位格のGIレースで初めて決勝に進んでからは大レースの常連になった。
トップ9陥落バネに
20年から競輪界のトップ9選手が所属する「S級S班」を4年間守り続けてきたが、昨年は大レースで良い成績が残せず、今年はその座を明け渡していた。今年に入り、1月に川崎で行われた「桜花賞」(GIII)で大会4連覇を果たし、その時のインタビューでは「1年頑張って、S(級)S(班)に戻れるようにしたい」と語っていた。
仲間と結束でV
今回の優勝により、12月30日に行われる「KEIRINグランプリ」の出場権を得て、来年はS級S班へ返り咲くことも決まった。インタビューで「(GI優勝から)遠ざかっていたので、決勝も不安な面しかなかったが、前の北井さん、後の松谷さんから勇気をもらえた」と語り、仲間と結束してつかんだ優勝だと強調した。
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