南区内で1月、ひったくりが13件発生し、昨年の1件に比べで大幅に増加した。隣接する中区の伊勢佐木警察署管内でもひったくりが多く発生していることから、2月8日に南、伊勢佐木両署管内の団体が連携する初めての防犯キャンペーンが行われた。
1月の13件のひったくりのうち、半数以上は南吉田町や日枝町、睦町、中村町など区東部で集中的に発生している。特に南吉田町では10日、17日、22日と連続で3件発生した。また、中区の曙町や山田町、赤門町など、南区の隣接地でもひったくりが起きている。
伊勢佐木署と合同啓発
2月6日まで、市内では39件のひったくりが起きており、昨年の同時期より21件も多い。市内のひったくりの半数近くが南署、伊勢佐木署管内であることから、県警本部は「危機的状況」ととらえ、合同キャンペーンを企画した。
まず、南署員と防犯協会、防犯指導員、寿東部連合町内会のメンバーが横浜橋通商店街で、買い物客に自転車のかごに取り付ける防犯ネットやひったくりが増えていることを知らせるチラシを配った。その後、大通り公園で伊勢佐木防犯指導員らに「地域安全運動実施中」のたすきをリレー。受け取ったメンバーはイセザキモールで同じように啓発活動を行った。
ひったくりはほとんどが午後8時以降に発生。南署によると、半数以上が自転車のかごからバッグなどを奪うケースだという。南署では「まず、ひったくりが多発していることを知っていただき、多くの人に伝えてほしい。防犯ネットの取り付けやこまめに振り返るなど、簡単な方法で被害が防げる」と今後も啓発を強化していく方針だ。
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