神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
南区版 公開:2013年4月25日 エリアトップへ

横浜市人口動態 「北増、南減」傾向が顕著 高齢化、急速に進行

社会

公開:2013年4月25日

  • LINE
  • hatena

 横浜市がこのほど発表した統計結果によると、2012年中の人口増加数は5795人で戦後2番目に少なかった。地域別では北部・都心臨海部の8区で増加、南部の10区で減少し、改めて「北増、南減」の傾向が浮き彫りとなった。また、65歳以上の高齢者は急速に増加、30年には100万人を突破する見込みだ。



 区別では3143人増加した都筑区を筆頭に市北部を中心に増加。一方、南区などの南部は減少した。

 市政策局は「郊外部でも、都内への交通利便性が高い北部は人口が増加した。南部は減少し、高齢化率はさらに高くなっている。人口減少に対してよりも、高齢化対策が必要。引き続き住み続けるために、街の活性化が課題」と話す。

19年ピークに減少

 推計によると、市全体の人口は19年をピークに減少。地域別では、北部・都心臨海部8区が19年以降も増加する一方、南区や港南区などの南部10区は年々減少幅が拡大する。南区は10年の19万7千人をピークに、すでに3年連続で減少している。

 また、市の生産年齢人口(15歳から65歳)は00年の約246万人をピークに減少。65歳以上の高齢者は、30年に100万人を突破する見込みだ。

郊外を再生へ

 この傾向を踏まえ市では、都心臨海部と郊外部の再生・活性化に着手。都心臨海部では「マスタープラン」を13、14年度で作成し、経済と観光の中心地域を活性化させる。また、郊外部では、民間企業などとともに老朽化した街の再生事業を実施。その一つとして、市と相鉄ホールディングス(株)はこのほど、相鉄いずみ野線沿線(旭区、泉区)で「まちづくりの推進に関する協定」を締結した。ほかにも市は12年度から、たまプラーザ駅周辺(青葉区)で市と東急電鉄(株)による「次世代郊外まちづくりプロジェクト」、洋光台駅周辺(磯子区)でUR都市機構・市・県による郊外再生事業に取り組んでいる。事業の成果は今後、そのほかの郊外部に生かしていくという。

 市担当者は「中心部を活性化させることによる波及効果と、郊外部を再生させることで、持続可能な街づくりを目指す」としている。

南区版のローカルニュース最新6

公益社団化10周年祝う

横浜南法人会

公益社団化10周年祝う

3月28日

団体横断的な防災活動を

団体横断的な防災活動を

デスク・レポート

3月28日

高田市議の後援会発足

「気になる選手 見つかる」

DDTプロレス大石真翔選手

「気になる選手 見つかる」

30日、中区で大会

3月28日

「みなっち」仕様 防災ボトル

「みなっち」仕様 防災ボトル

自治会・団体向けグッズ

3月28日

4月から「南区版」は「中区・西区・南区版」となります

【Web限定記事】タウンニュース社からのお知らせ

4月から「南区版」は「中区・西区・南区版」となります

3月28日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 3月7日0:00更新

南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook