能の詞章の部分を謡う「謡曲」。これを趣味として、南センターなどで練習を行っているのが「雅謡会」(林野静子会長)だ。1981年に南センターが開いた謡曲教室の受講者を中心に83年から活動を開始。現在は南区を中心に33人のメンバーが3つのグループに分かれ、それぞれが週1回練習。3グループの合同発表会を月1回、中区の市技能文化会館で行っている。
3月には発表会が360回を迎え、30年の節目を祝う会が井土ヶ谷中町のそば店「三幸」で行われた。メンバーが思い出を振り返りながら、練習の成果を披露した。
会長の林野さんは「この会で友達が増えた。謡曲は歴史を勉強できるので、自分磨きにつながる。これからも謡曲を続けたい」と話す。副会長の大友勝利さんは「古典芸能の良さを伝え続けたい」と目標を掲げる。
99年から会を指導する観世流謡曲名誉師範の鈴木力雄さんは「みなさんが30年間、休みなく続けられたことが素晴らしい」と節目の年を元気に迎えられたことを喜んだ。
平均年齢84歳
メンバーの平均年齢は84歳。100歳の人もいる。林野さんは「若い人を増やしたい」と入会者を募っている。詳細は林野さん【電話】045・741・1932へ。
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