8月に中区翁町から大岡に移転した市立横浜総合高校(天野真人校長)の生徒が12月17日、南区役所を訪れ、11月に行った文化祭の模擬店売上金を南区さくら貯金振興会に寄付した。
文化祭では生徒会役員らが弘明寺商店街の機材を借り、綿菓子を販売。購入者が価格を決める方式で提供し、そこで集まった1万1452円を寄付した。
売上金を山口隆史区長に手渡した笹島将輝君(1年)は「南区に移転し、地域に少しでも貢献できたらと思う」と話した。寄付を受け取った山口区長は「南区民が大切にしている桜のために使いたい」と応じた。
移転前から協力
文化祭売上金の寄付は、同校の移転が決まった2010年から始まった。同校は移転先付近の弘明寺商店街との関係を築こうと、文化祭の協力をきっかけに交流を深めていた。今年8月に移転してからは、生徒が商店街のイベントにスタッフとして参加するなど、連携が強まっている。同商店街の細井勇人さんは「生徒の積極性が素晴らしい。卒業して生徒が入れ替わってしまっても、関係が続けられるようにしたい」という。
同校の天野校長は「地域の方から『若者が増えて明るい雰囲気になった』と言われるのは嬉しい。学校の名前を広めたい」と今後も地域に根差した活動に力を入れたいとしていた。
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