路上で倒れている人を発見し、応急手当てをした市民に対し、6月24日、南消防署(牧島敬行署長)が感謝状を贈った。
この日、感謝状が贈られたのは、スポーツ用品店勤務の渡邊麻紀さん、泉区役所勤務の山口泰志さん、南警察署八幡町交番の小川拓人さんの3人。5月14日の午後7時48分ごろ、宮元町の路上でうつ伏せに倒れている男性を帰宅途中の渡邊さんが発見した。意識がなかったため、近くを通った山口さんと協力して、仰向けにして気道を確保し、119番通報。さらに、通りかかった看護師の女性が脈がないのを確認し、バイクで警ら中だった小川さんと交代で心臓マッサージを行ったところ、体が動き、意識が戻った。直後に救急隊が到着し、引き継いだ。
感謝状贈呈式に渡邊さんに代わって出席した母の高松清美さんは「娘は私の勧めで家庭防災員になり、応急手当ての研修も受けていたので、それを生かせた」という。山口さんは「渡邊さんから声をかけられたので、早く対応できた」と振り返る。小川さんは「訓練していたことが役立った」と冷静に対応できたことを評価した。
市民が連携し、119番通報から迅速に応急手当てをして人命が救われたことに牧島署長は「勇気を出して、面識のない4人が救命リレーを行ったことを嬉しく思う。消防署が行う研修などの成果もあったのでは」と語った。看護師の女性にも後日、感謝状が贈られる。
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