浦舟町で建設工事が進む新しい南区総合庁舎の完成が当初予定の今年12月から約1カ月遅れることになった。公会堂の天井を工事着工後に改正された基準に適合させるためで、新庁舎での業務開始は来年1月末から2月になる見込みだ。
公会堂の天井強化
昨年4月から高さが6mを超えるような大規模な天井の脱落対策に関する建築基準法の規制が強化され、市が建築する施設もそれに対応することになった。しかし、新庁舎の工事は昨年1月から始まっており、規制の基準をクリアするために設計や工事方法の一部を当初の計画から変更。市と工事業者が検討を重ねた結果、今年12月25日までとしていた完成期限を来年1月22日までに延期することにした。
庁舎移転を管轄する市民局は「当初の予定通りに完成できるよう、業者側と交渉したが、工事手順の変更は難しく、延期せざるを得なかった」と話す。
区庁舎工事の総事業費は約122億円。完成延期に伴い、市側は約1186万円の契約金負担増となる。
完成が遅れることについて、付近のある町内会長は「来年1月に記念式典などがあると思って町内会の行事予定を組んでいたので、考え直さなければならない」と話した。
契約変更に関する市長提出議案は現在開会中の市会定例会で審議されている。
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