南警察署管内で今年4月7日までに発生した振り込め詐欺の被害件数は13件で、2015年の同時期(5件)の2倍以上に増加していることが分かった。被害総額は約5700万円で1件の平均被害額は440万円。件数、被害総額ともに県内で4番目に多い。
南署生活安全課は、市内で高齢化率の高い南区が「集中的に狙われている」と指摘。連日、犯人からの前兆電話が鳴りやまないことから、会話が録音されていることを相手に知らせる機能が付いた撃退電話の導入を強く呼びかけている。
撃退電話周知に向け、南防犯協会(渡部清晴会長)は4月8日、大手家電メーカーシャープと協力して同社が販売する電話機の機能などをイラスト付きで説明した啓発ポスターを作成。銀行や役所、薬局などの高齢者が立ち寄りやすい場所に配置を進めて呼びかけを強める方針だ。
防犯協会と南署は、昨年からキャンペーンなどで撃退電話の認知向上を目指しているが、思うように普及が進んでいないという。
電話機は1台1万5000円前後。防犯協会の廣山典子さんは、「全世帯に普及させたい気持ちがある。安心が買えると思って導入を検討してほしい」と話す。 購入と設置、機能などに関する相談は同協会【電話】045・742・0110。
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