京浜急行黄金町駅前のバス停に置かれたソファが歩行の妨げになっていたり、バス乗車の順番を分かりづらくさせていた問題で、市は6月30日、ソファ2脚を撤去し、新たにベンチ1脚を設置した。
5月下旬に設置者不明のソファがバス停の前後に2脚置かれた。バス利用者から「乗車の順番が分かりづらい」などの声が京急を通して南土木事務所に伝えられていた。
当初、同事務所は6月10日にソファを撤去する方針だったが、新聞報道で問題を知った林文子市長が9日の会見で再検討の方針を示した。同事務所と道路局、交通局が協議し、30日にソファを撤去して歩行の妨げにならない幅のベンチ1脚を設置することを決めた。
奥行き短く
交通局によると、ベンチは幅約1m80cm、奥行きは約40cmで通常、設置しているベンチより5cm短くした。脚が歩道に固定され、動かないようになっている。ソファより奥行きが短くなったことにより、歩道幅は2mを確保できた。ベンチの購入費は約10万円。
設置されたベンチについて、利用客の女性は「待ち時間が長いので、座れるのはとても楽」と話した。
基準なし
バス停へのベンチ設置について、交通局は「明確な基準はない」といい、現在は全体の約半数に置かれている。今回の設置を受けて、ほかのバス停への設置を求める要望は現時点で届いていないという。
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