区庁舎移転に伴い、2月から試験運行されているシャトルバスの5月中旬から7月上旬の利用調査結果が公表され、前2カ月よりは利用客が増えていることが分かった。しかし、累計では1日平均71・6人で市交通局が運行継続の目安とした120人の6割以下にとどまっている。
シャトルバスは、南永田団地を出発し、六ツ川や別所など、16カ所の乗車場を通り、区庁舎までを約50分でつなぐ。1日4往復している。
同局は1年間の試験運行後も継続するかの判断材料の一つとして、区庁舎前の乗降客数の目標を1日120人に設定。11月上旬までの状況で決めるとした。
運行開始の2月から5月中旬までの利用客は1日平均で68人。今回公表された5月中旬から約2カ月間の利用客は77・5人で、これまでより増加した。開始から3カ月で2日間しかなかった100人以上利用した日がこの2カ月で4日間あるなど、増加傾向にある。
しかし、累計では目標の6割程度で11月上旬までに平均120人を超えるのは困難な状況になってきた。
再びチラシ配布
区は6月下旬から利用が多い区西部の南永田・山王台、永田みなみ台、六ツ川、六ツ川大池、別所の5地区全戸、約2万8千世帯にバスについて知らせるチラシを配布。2回目の配布を8月中旬までに行う。
南区区政推進課は「あらゆる方法で周知していく」としている。
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