「大岡川で中学生がクロダイを釣った」――。川に架かる山王橋付近で6月上旬、共進中学校3年生の柴田政之君と稲垣空之輔君の2人が、相次いでクロダイを釣り上げた。
クロダイは釣り人たちに人気の海水魚。河口付近で見られることはあるが、一般的に川で発見されるのは珍しいとされる。
釣り仲間の柴田君と稲垣君。フォーラム南太田近くの山王橋付近のほか、場所を変えながら大岡川でたびたび釣りをしており、普段はハゼやテナガエビなど、約3時間で20匹以上が釣れるという。
6日、いつも通り川に釣り糸を垂らした2人。突如、柴田君が握る竿にこれまで大岡川では感じたことのない感触が伝わってきた。「ググッといつもと違う力だった」。必死に水面まで引き上げ、持っていた網ですくうと、全長45cmのクロダイが。柴田君はその30分後に2匹目を釣り上げた。
珍しい”大物”の出現に周囲は一時騒然。近くで買物をしていた主婦など、通行人が入れ替わりながらクロダイを見学していった。
現場にいた清水ヶ丘在住の岸田志都生さんは「海の近くなら分かるが、かなり離れた場所。こんなところにクロダイがいるのだと驚いた」と話す。11日には、稲垣君も2匹の釣り上げに成功。稲垣君は「毎年この時期は狙いたい」と喜んだ。
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