市立六つ川西小学校(小倉睦校長、児童数438人)が創立40周年を迎え、11月17日に同校で記念式典が行われた。節目の年を祝おうと、マスコットキャラクターを作ったほか、外壁に全校児童の手形入りの絵を描くなどして盛り上げてきた。南区内の市立小で最も新しい同校は、今後も地域との関わりを重視していく。
同校は1979年4月、六ツ川2丁目の平戸桜木道路そばに開校。これまでに約3800人が卒業している。六ツ川2丁目の一部と4丁目、戸塚区平戸1丁目の一部が学区。438人の児童のうち、南区から通う子どもが3分の2を占める。
同校は「特別音楽クラブ」を設け、4年生以上の希望する児童が参加。小学校では珍しく木管楽器を扱う。今年度は約40人が所属し、7月の県吹奏楽コンクールで金賞を受賞するなど、レベルが高い。
近隣の六つ川小、六つ川台小と連携して研究授業を行うほか、児童が卒業後に通う六ツ川中を含めた交流も多い。
校歌は「函館の女」「三百六十五歩のマーチ」などを手掛けた星野哲郎さんが作詞。小倉校長によると、日本を代表する作詞家に依頼するため、地域住民が寄付を集めてくれたという。
あふれる元気
今年度は40周年を祝うため、6年生が考案したマスコットをデザイナーとして活動する保護者がキャラクターに仕上げ、「のほほくん」が完成した。また、外階段の外壁に全校児童が手形を押した壁画を完成させた。小倉校長は「40周年を自分たちの手で盛り上げようと、児童が張り切っているのを感じた」という。
17日の記念式典には児童と町内会関係者らが参加。バースデーソングを大きな声で歌い、くす玉割りをするなど、元気一杯の児童が節目の年を盛大に祝った。最後は特別音楽クラブの演奏で締めくくられた。
小倉校長は「学校、PTAと地域が一体となって教育に取り組んでいる。今後も人との関わりを大切にし、地域に貢献できる人を育てたい」と抱負を語った。
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