体育館をディスコのような雰囲気にして踊って楽しむ企画「サンデーディスコ」が1月20日、南スポーツセンターで行われた。障害の有無に関わらず、ダンスを通して交流して楽しもうと、地域ケアプラザなどの公共施設が合同で初めて企画したもの。体育館が色付きのライトで照らされるなど、ディスコの雰囲気に包まれ、参加者は踊りを楽しんでいた。
「ディスコ」は、南区内の公共施設などが連携して取り組む事業「まるごとみなみ」の中で企画されたもの。睦、大岡の両地域ケアプラザと南スポーツセンター、区役所の共催。
障害有無越えて
睦地域ケアプラザの地域活動交流コーディネーターを務める森博昭さんが「障害の有無に関わらず、みんなで楽しく踊れる場を作りたい」と立案した。同プラザを運営する社会福祉法人「たすけあいゆい」は子どもや高齢者、障害者を支援する施設も運営。日ごろからさまざまな立場の人を支援しており、音楽に合わせて体を動かすディスコを通して、障害の有無などを越えた交流を図りたいと考えた。
森さんは「まるごと―」の企画として周辺の施設に協力を求め、初の「ディスコ」が実現した。同センターの体育館にミラーボールを吊るし、赤や青のライトで照らしたり、音響ボランティア団体「ステージみなみ」のメンバーがDJとなり、曲を流すなど、ディスコに見立て、約50人が躍った。南区を中心とした障害児・者の親とその子どもによる団体「泉の会」や永田台を拠点に活動するキッズダンスグループ「FUNBURGER」のメンバーも協力。
キッズも一緒に
参加者はダンスミュージックに合わせて自由に踊った。後半はキッズダンスのメンバーが参加者の中に混じり、軽快な踊りを披露。終盤は約20分間音楽が流れ続ける中、フィナーレとなった。
障害がある子どもが音に合わせて飛び跳ねたり、車いすの参加者もいた。森さんは「みんな喜んでくれて良かった」と話した。「FUNBURGER」の代表で子どもを指導する永窪亜希子さんは「こうした交流できる場を求めていたので、依頼があって嬉しかった」とダンスを通して地域貢献ができたことを成果として強調した。
2月2日に2回目
森さんは「場のつなぎ方など、反省点もあったが、次に活かしたい」という。2月2日午後1時30分から中村地区センターで第2回を開催。問い合わせは同地区センター【電話】045・251・0130。
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