本紙では4月の神奈川県議会議員選挙で再選を果たした南区選出の新堀史明さんと岸部都さんの2人に今後取り組みたいことなどを聞きました。
自民党 新堀(しんぼり)史明(ふみあき)さん(56歳)虐待防止対策急ぐ
――選挙結果をどのようにとらえているか。
「予想以上に票数(3万8701票)が伸びた。初挑戦の4年前に比べて、認知度は上がったと思う。その期待に対する責任を感じながら、4年間を全うしたい」
――今後、取り組みたいことは。
「児童虐待防止へ向けて、行政・児童相談所・警察など、関係機関の連携を強化しなくてはいけない。昨年12月から、児相と県警の情報共有が始まったが、横浜市などの政令市と横須賀市の児相は対象外。一刻も早く全児相と県警の情報共有を始めたい」
――広告代理店勤務の経験から、観光政策にもこだわっているが。
「横浜、鎌倉、箱根に続き、大磯が県内第4の核となった。次は三浦半島の発展に力を入れたい。京急出身者として、三浦半島への思い入れは強い」
――南区の課題は。
「振り込め詐欺などの特殊詐欺が急増している。警察と連携し、高齢者を守っていきたい」
――今回の選挙では県会議員の存在、役割が注目された。
「政令市では市と県のつなぎ役として果たす役割は大きいと感じている」
立憲民主党 岸部(きしべ)都(みやこ)さん(60歳)防災・減災進める
――今回の選挙結果をどう受け止めているか。
「選挙期間中に有権者のから声を掛けてもらったり、チラシを受け取っていただいたことも多く、これまでの2回の選挙に比べて手応えは感じた。その中で、憲法や原発、カジノに関する意見を多くいただいた」
――国レベルの話である憲法や原発の問題をどう扱っていくか。
「これまでと同様に憲法について考えるミニ集会『憲法カフェ』を開くほか、再生可能エネルギーの普及は黒岩知事が公約にしていたこともあり、注力したい」
――南区の課題をどうとらえているか。
「防災、減災の取り組みを進めなければいけない。崖地や河川の危険が迫った時、国から県、県から市、市から家庭に情報が伝わるが、県と市が連携して、もっと家庭に早く届ける工夫ができるのではないかと思う。
――政令市の中での県会議員の役割をどう考えるか。
「基礎自治体への権限移譲は仕方のないこと。防災や警察といった仕事は県が中心で、ほかにも、広域的な文化、観光、産業振興などの分野は県の取り組みが重要になる」
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