今年度、医療局の新しい局長に就任した修理淳氏に話を聞いた。
――就任から約5カ月ほど。今の思いを。
「同局の立ち上げから携わってきた。今まで築いてきた土台を固めながら、新たな事業も進めていきたい」
――局として力を入れていきたい事業は。
「がんなどの疾病への対策や、地域医療連携の充実を目指した医療機関同士が情報を共有するネットワークの推進など、さまざまある。特に、これまでも力を入れてきた救急については、今後高齢化が進む中で、利用の増加が予想される。そこで、救急車を呼ぶか迷った時に電話で看護師に相談できる救急相談センター『#7119』を導入している。昨年度は、約17万件の電話相談があった。また、電話をかけなくてもWeb上で緊急度を自身で確認する仕組みもある」
広報に注力
――まだ知られていない取り組みもありそうですね。
「医療への関心は人によって大きく違う。病気になってからではなく、普段から医療の取り組みを知っていれば、選択肢が広がってくる。そのために『医療の視点』という広報プロジェクトを昨年度から開始した。広報には特に力を入れたい」
――最後に市民へメッセージを。
「医療に対して、思っていること、感じていることをもっと聞かせてほしい。その声が、より良い事業展開のきっかけになる。市民の皆さまと医療機関双方のご意見を良い形ですり合わせる役割を担っていければ」
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