台風15号により、9月8日から9日にかけて、横浜市内は大荒れの天気となった。
屋根吹き飛ぶ
蒔田公園では強風の影響から、道路側に植えられている木が倒れた。木は根元から引きちぎられるように倒れ、道路をふさぐ形となり、一時、車両の通行が制限された。大岡1丁目などで崖崩れがあったほか、各地で家の屋根や物置が飛ぶ被害も多数あった。家の屋根の6分の1が吹き飛んだという南太田の男性は「夜中3時半くらいに一気に飛んで行った。空が見える状況で、直すのにしばらく時間がかかるだろう」と頭を抱えていた。
交通機関がマヒしたことから、南区役所は業務開始の午前9時時点で職員が揃わず、窓口対応の遅れが生じたという。
南区によると、把握しているだけで20地区・8600軒の停電があった。
前週は豪雨
3日午後にも雷を伴う大雨で区内に被害が出た。市によると、大岡4丁目の崖地の一部(15平方メートル)が崩れた。
雨は午後6時過ぎから強くなり、雷も続いた。南区内の一部では瞬間的な停電が相次ぎ、7時前には弘明寺商店街でも数十秒間の停電があったほか、街灯の停電もあった。
午後9時10分に土砂災害警戒情報が市南部に発表され、同時に急傾斜地で崖崩れのある区域に避難勧告が発令された。南区では井土ヶ谷上町の一部や清水ヶ丘の一部など、9カ所の254世帯510人が対象となった。対象地域付近の公共施設4カ所を避難所として開設。清水ヶ丘地域ケアプラザに1人が避難した。
市が発表した3日の南区内の被害状況は次の通り。▽道路…宮元町4丁目(破損)、蒔田町(同)、中里4丁目(同)、大岡3丁目(陥没)▽ブロック塀…大岡5丁目(倒壊)▽その他…井土ヶ谷中町(冠水)、永田南1丁目(同)、中里2丁目(同)、別所3丁目(同)、六ツ川4丁目(同)、大岡1丁目(窓枠から雨水侵入)、中里1丁目(下水が逆流)、六ツ川1丁目(集積物散乱)、六ツ川2丁目(落雷による電化製品破損)(9月9日寄稿)
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