地域で行われている健康体操教室
南区政の今年度の目標や取り組みを示す「運営方針」がこのほど公表された。この中では区民の健康増進を目指す事業などが掲げられた。一方、コロナ禍で行事や事業が中止になっており、方針の柱は維持しつつ、状況を慎重に判断しながら取り組みを進めていく。
運営方針は区の取り組み、事業の方向性を示すもので各区が公表する。
南区の基本目標はこれまでと同様に「区民との協働で『あったかい』南区をつくります」とした。目標達成へ向けた施策も過去４年と同じ「減災」「賑わい」「健やか」「こども」の４つを重点分野と位置付け、それぞれの分野で南区が抱える課題に対応していくとした。
福祉保健計画進める
「健やか」では▽幼少期からの食育の推進▽働き・子育て世代からの生活習慣病予防、運動習慣の定着--などを進め、地域で自分らしく暮らすことを目標にしている。また、第３期地域福祉保健計画の推進と２０２１年度から始まる第４期計画策定の推進も掲げられている。
その一方、「賑わい」は今夏に予定されていた東京五輪・パラリンピックを意識した事業が並んでいた。事業の核となる４月の桜まつり、７月の南まつりがコロナの影響で中止に。イベントが予定通りに行えなくなったが、区政推進課は「状況を慎重に見極めつつ、区民の安全・安心な暮らしを守っていきたい」と重点分野を柱にしつつ、それへ向けた取り組みを進めていく。
運営方針は広報区版６月号に掲載されているほか、区役所のサイトでも見られる。
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