昨年の南なんデーでの健康相談コーナー
南区役所は６月26日、今年10月の南区健康福祉まつり「いきいきふれあい南（なん）なんデー」と10、11月の「南区文化祭」の開催中止を発表した。ともに新型コロナウイルスの感染拡大防止のため。４月の「南区桜まつり」、７月の「南まつり」に次ぐ中止で、今年の「南区４大まつり」は全て中止となった。
南なんデーは、大岡健康プラザで開かれるもので、健康や福祉に関する団体がブースを設け、さまざまな情報を提供する。例年、医師や薬剤師の健康相談コーナーが人気で多くの人を集めていた。今年は10月４日に予定していた。南区文化祭は例年、10月下旬から11月上旬にかけて開かれる。南センターを使う「区民創作作品展」、みなみん（南公会堂）での「区民ステージ」「フラ★フェスタ」、「みんなの合唱祭」の４企画が行われる。
両行事とも参加団体が実行委員会を組織する。新型コロナの感染拡大を受け、南なんデーを管轄する区福祉保健課は全参加団体に開催に対する意見を聞いた。同課は「『中止はやむを得ない』という意見が大半だった」と説明。南区文化祭を所管する区地域振興課も出演団体の意向を確認し「『練習すらできず、発表できる状態ではない』という団体が多かった」という。
あるコーラス団体のメンバーは「高齢者が多く、中止にしてもらった方が安心できる」と話していた。４大まつりの中止で、どうにぎわいを作り出していくかについて、地域振興課は「人が集まるような行事は難しいが、地域を盛り上げるために何ができるかを考えたい」としている。
昨年の南区文化祭での「みんなの合唱祭」
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