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3月28日
六ツ川地区で子どもの居場所づくりを進める団体「ひだまり」が10月から本格的な活動を始めるのを前に、9月27日、六ツ川中央公園でイベントを開き、親子ら約60人が集まった。10月以降は町内会館を使って月1回、子どもが気軽に集える場を開く。これまで六ツ川地区は、子どもの居場所が少なかったが、新たな団体のスタートに町内会や区役所、社会福祉協議会と連携して取り組みを進める。
青指や主婦中心に
「ひだまり」は六ツ川地区で青少年指導員を務める谷村恵美さんが中心になって立ち上げたもの。谷村さんはこれまでも町内会活動にも携わっており、子どもと接することが多かった。その中で「子どもが集まれる場所を作ることができないか」と考えていたという。
昨年から居場所づくりの構想を温め、準備を進めていたが、コロナ禍で再考を余儀なくされた。谷村さんは「何気ない人と人のつながりがとても大切だと気付かされた」という。南区内の子どもの居場所運営団体による「南区子どもの居場所づくりネットワーク」や六ツ川地域ケアプラザなどに相談しながら、運営方法を探ってきた。
学習支援や工作
その結果、10月から毎月第2水曜日の午後3時から7時に中里4丁目にある椎の木自治会の会館を使い、居場所を開くことを決めた。放課後の子どもを中心に、学習支援や工作、アート活動などを行う予定。第1回は10月14日。
活動を知ってもらおうと、谷村さんが協力を呼び掛けた仲間とともに9月27日、六ツ川中央公園を使って親子がレクリエーションなどで楽しむ企画「たまりば」を行った。事前に申し込んだ親子ら60人が集まり、音楽に合わせて体を動かすゲームや人がまるごと入るような大きなシャボン玉作りなどで約2時間楽しんだ。4歳の男児と参加した母親は「子どもはシャボン玉を楽しんでおり、充実した内容だった。地域の方がこうした場を作ってくれるのは嬉しい」と話していた。
10月からの会館での開催へ向けて谷村さんは「”新しい生活様式”もうまく取り入れながら、心安らぐ居場所を作りたい」とし、「ゆるく、長くつながることを目指したい」と話した。
南区内で「こども食堂」など、子どもの居場所が増える中、六ツ川方面には定期的に開かれる居場所が少ない。六ツ川大池地区では、毎月第3土曜日に連合自治会館を使う「子どもフリースペース”いらっしゃい”」が開かれている。
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