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3月28日
南区役所は、自治会町内会などの地域活動を行う団体向けに10月からタブレット端末の体験・講習会を開き、参加者に端末を貸し出す取り組みを始める。コロナ禍でオンライン会議などのネットを通したコミュニケーションが活発になる中、機器の扱いに不慣れな人に体験してもらうねらい。区は「地域活動の発展を応援したい」としている。
新型コロナウイルスの影響で自治会町内会などの地域活動団体は、大人数が集まる会議を開けない状況にあった。町内会の中には、各会長が書面を回覧して会議に代えた地域もあった。会合は徐々に再開しつつあるが、オンライン会議を開きたいという声も多い。
団体の多くは高齢者が中心で、オンライン会議ができる端末を持っていなかったり、インターネット自体に不慣れな人もいる。タブレット端末を使ったコミュケーションを身近に感じてもらおうと、区はそうした人がいる団体を対象に無料体験会を企画した。
タブレット貸出
対象は自治会町内会のほか、青少年指導員、スポーツ推進委員、環境事業推進委員などの団体。まず、南区役所で行われる体験・講習会に参加し、職員の説明を受けながら、用意されたタブレット端末でオンライン会議や複数の相手との会話を体験する。その後、参加者を対象に日程調整をした上で端末が貸し出される流れ。最長で3週間程度借りられる。
1回目の体験・講習会は10月17日午前10時から行われる。2回目は11月14日、3回目は12月12日の予定。
市内で実践地域も
市内には町内会の会議をオンラインで行っている地域もある。保土ケ谷区の常盤台地区連合町内会は5月からオンライン会議システム「Zoom」で会議を行う。開催にあたり、30〜40代の役員が町内会長らが所有するパソコンやスマートフォンで会議に参加できるよう、操作法を指導。会議は予想以上にスムーズに進められたという。
南区内のある連合町内会長の男性は「ネットを使いこなせれば、オンライン会議だけでなく、災害時の安否確認などにも役立てられる」と話す。
南区役所地域振興課は「タブレットなどを使ったコミュニケーションを身近に感じてもらい、地域のつながりや地域活動の発展を応援したい」としている。問い合わせは同課【電話】045・341・1239。
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