少年野球チーム「大岡藤ノ木スワローズ」出身の陸上選手、曽根雅文さん(国士舘大学4年)=人物風土記で紹介=が中区の根岸森林公園で2月28日、同チームの選手を対象としたマラソン教室の講師を務めた。約20人が参加し、長距離が速くなるノウハウなどを教わった。
曽根さんは中里の西光寺が実家。小学4年から卒業までスワローズでプレーし、一塁手や外野手などを務めた。
箱根駅伝は昨年、今年と2年続けて山下りの6区を任され、ともに区間9位だった。
大学での競技生活を終え、地元で自主練習をしていたところ、スワローズの平戸明彦総監督と再会。かつて、自身も出場した市内の少年野球チームが参加する駅伝大会「JSY駅伝」の中止を聞かされた。「コロナ禍で大会が中止になる悔しさは痛いほど分かる」と駅伝大会の代わりにチームが行うマラソン教室の講師を引き受けた。
教室では公園の1・3Kmの周回コースで曽根さんが速く走るためのポイントを選手に教えた。終盤は、曽根さんを含めた4チームに分かれた選手で駅伝を実施。前を行く3チームから大きく離れた4位でたすきを受け取った曽根さんが驚異的な追い上げを見せると、子どもたちは大きな拍手を送った。
JR東日本で競技続行
曽根さんは大学卒業後、JR東日本ランニングチームで競技を続ける。5千mと1万mの自己記録更新や元日に行われるニューイヤー駅伝の出場を目指す。「周りは自分よりも速い選手ばかり。地道に練習を継続して、1年でも早くニューイヤー駅伝を走りたい」と話し、さらなる活躍を誓った。
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