六ツ川3丁目の南白ゆり幼稚園の年長児76人が10月21日、横浜武道館=中区=で行われた発表会「第44回鼓笛フェスティバル」に参加し、保護者の前で太鼓やマリンバを使った演奏を披露した。
同フェスティバルは県幼児教育推進協議会と県幼稚園音楽連盟が主催。発表会には、子どもが練習を重ねる中で友情を育み、仲間とともに大舞台で輝いてほしいなどの思いが込められている。
今年は県内7幼稚園が参加。新型コロナウイルス対策として、人数制限はもちろん、演奏中の園の保護者のみが見られるという入れ替わり形式で進行した。
南区からは、この発表会に長年参加している南白ゆり幼稚園が登場し、練習を重ねた2曲を演奏。「学園天国」では楽器音に合わせ、ガードと呼ばれる踊り担当の園児たちがポンポンを使ったチアダンスで盛り上げた。
「残酷な天使のテーゼ」では指揮者の絶妙な合図でフラッグを振る躍動感のあるパフォーマンスを披露し、最後まで保護者を楽しませた。演奏後は発表の成果を称える表彰式が行われ、代表の園児が賞状などを受け取り、笑顔を見せた。
子どもたちの目覚ましい活躍が見られる発表会だが、年々、参加数は減少。楽器をそろえて維持する予算や場所の確保、まだ理解力が乏しい幼児に鼓笛隊に必要な演奏と陣形を教えられる技術を持つ教職員の存在が大きく、諦めざるを得ない幼稚園が多いという。
南白ゆり幼稚園の戸井浩理事長=人物風土記で紹介=は「楽しみにしている子どもや保護者の皆さんのためにも、来年以降の参加も目指したい」としている。
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