プロ野球の春季キャンプが2月1日に始まった。昨年、セ・リーグ最下位からの反撃を誓う横浜DeNAベイスターズは沖縄・宜野湾でキャンプイン。昨年のドラフトで6位指名された梶原昂希選手(神奈川大学、22)はルーキーながら1軍スタートとなり、俊足巧打の外野手として期待されている。キャンプイン前に梶原選手に話を聞いた。
身長189cm、体重85kgの体格を生かした長打力と50mを5秒8で駆け抜ける俊足が武器。3割30本塁打30盗塁の「トリプルスリー」を目標に掲げる。「1年目から活躍して、日本球界を代表する選手になれれば」と意気込む。
大分県出身。2009年のWBCで大会2連覇を果たした日本代表の勇姿に心を打たれ、小学4年生で野球を始めた。成長期を迎えた中学時代の3年間で身長が25cm伸びたといい、現在の体格の下地が出来上がった。
大分雄城台高校に進学すると、2年生の秋には県ベスト8の中心選手に。しかし、3年生の春に深刻なスランプに陥り、「とにかく打てず、野球を辞めたいと思ったこともあった」と明かす。
家系ラーメンで増量
力の源は食事。神奈川大学への進学を機に市内で寮生活を始め、「家系ラーメン」は週1回のペースで通う大好物に。ドラフト指名後も家系ラーメンを食べ続け、「増量」に成功した。
地元大分では釣った魚をさばいて刺し身やから揚げにするなど、料理好きな一面もあり、大学では寮の仲間に振る舞うことも。気は早いが、引退後はラーメン店や居酒屋などの飲食店経営をセカンドキャリアとして描いている。
大学4年間の集大成となった昨秋の関東大会ではチームの準優勝に貢献し、続く全国大会でもベスト4の好成績を収めた。実力至上主義のプロ野球界にも不安はないといい、「野球を楽しむために結果を出す、というマインドは変えずに挑戦していきたい」と強い信念を持つ。視線の先に広がるのは、慣れ親しんだハマスタが横浜ブルーの観客で埋め尽くされた光景。ファンの大声援を受けて打席に立つ瞬間を、今から待ちわびている。
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