旧中村町消防出張所跡地(中村町4の274の8)に4月1日、南区内9カ所目の特別養護老人ホーム「みなもの桜」が開所した。
同跡地は市が特養整備事業者の公募を行い、審査を経て、社会福祉法人横浜社会福祉協会(小林進理事長)が整備・運営することになった。同法人は特養の「南太田ホーム」や「永田地域ケアプラザ」など、複数の福祉施設を運営している。
建物は6階建てで2階から6階が住居フロア。全室個室のユニット型介護老人福祉施設の定員は90人、短期入所の定員が10人。各ユニットに食堂兼共同生活室がある。
最新技術を導入
個室のベッドに取り付けられたセンサーで入所者の就寝状況をリアルタイムで職員が端末で確認できる仕組みを取り入れるほか、スマートフォンを使って介護の記録を行うなど、最新の技術で入所者のケアにあたる。
1階の「地域交流室」を使ってコロナ収束後に近隣の住民と交流を図ることも視野に入れる。
水越洋二施設長は「入所者の方が地域と関わりを持ち続けられるようにしたい」といい、居室も「1丁目1番地」と表すなどの工夫を凝らす。
「こころからの笑顔」
小林理事長は「『Laugh(笑顔)』をキーワードに、『こころからの笑顔』を循環させていく始まりの場所にしていきたい」と話す。施設に飾られている絵は、「パラアート」と呼ばれる障害者アーティストの作品で入所者の心を和ませてくれる。施設開所へ向けて、2年前から職員の採用を進め、入念な準備を続けてきた。小林理事長は「恵まれた環境の中にある。変化に柔軟に対応し、福祉を守り続けられる場にしたい」と語る。
問い合わせは【電話】045・315・5915。
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