南太田在住の工芸家・大槻昌子さんと息子の洋介さんの2人展「大槻昌子・大槻洋介展――大槻工房45年の軌跡――」が7月4日まで、横浜高島屋7階の美術画廊で行われている。これまでに作品展などで多くの表彰を受けた実績がある2人の作品が買い物客を魅了している。
昌子さんは金、銀、銅などの金属を加工し、器やアクセサリーを作る。50年以上のキャリアを誇り、男性が中心だった金工の分野で昭和時代から活躍。日本工芸会の正会員で、これまでに数多くの作品展で受賞し、業界の発展に貢献している。2005年に行ったデンマークでのワークショップをはじめ、20年にはニューヨークのメトロポリタン美術館に作品が収蔵されるなど、その活躍は世界各国に及ぶ。
洋介さんは吹きガラスを用いた作品などを制作。19年に伝統工芸諸工芸展で「日本工芸会賞」、21年は最高位の文部科学大臣賞を受賞するなど、業界をリードする。昌子さんとともに中区元町で大槻工房を主宰。作り手の顔が見えるクラフトショップとして、本格的な彫金技術によるアクセサリーや花器、吹きガラスによるグラスやクラフト作品などを販売している。
2人展には金属の表面に金、銀、黒の3色で宇宙や波を表現したアクセサリーなどの金工作品、吹込みからカットまでの工程を一人で行う「元町切子」の酒杯など、彫金とガラス約100点が並ぶ。7月4日まで。入場無料。問い合わせは横浜高島屋【電話】045・311・5111。
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