井土ヶ谷地区社会福祉協議会と同地区民生委員児童委員協議会が主催する「温かい町づくりの会」が2月17日、井土ヶ谷アーバンデザインセンターで開かれた。毎年行われており、27回目の開催。今回は児童虐待、今の子どもたちを取り巻く環境をテーマに勉強会が行われ、地域住民や民生委員らが出席した。
南区役所こども家庭支援課の社会福祉士と保健師らを講師に招き、南区の児童虐待の状況などを聞いた。
社会福祉士の山根孝道さんは、「しつけと虐待は全く異なる」と述べ、「しつけと称して子どもを叩いたり殴ったりする行為は子どもにとって痛く、怖い思いをさせるだけであり、理解されない」と説明した。
地域の支援に期待
南区での児童虐待は、保護の怠慢、放棄などによるネグレクトが6割を占めている(2016年度末時点)。その中には経済面の不安や育児ストレスなどが積み重なり、悪意がなくても児童虐待につながってしまうケースもあるという。そのため、目に見えづらく、分かりにくいのが特徴。山根さんは「近所同士の付き合いや核家族化の要因が大きい。地域での支援やこども食堂などを利用してほしい」と呼び掛けた。
同地区社会福祉協議会の千葉六男会長は「井土ヶ谷の子どもたちはしっかりあいさつしてくれる。今後も子どもたちの見守りを大切にしながら『あいさつとふれあいのまち井土ヶ谷』を目指したい」と話した。
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