教員の働き方を考えるワークショップが7月2日、市立日枝小学校(住田昌治校長)で開かれ、同校や他校の教員ら約50人が参加した。
「働き方改革」が叫ばれ、教員の長時間労働が社会問題化する中、現場の課題を抽出しながら、改善へ向けた取り組みを進めようと初めて企画されたもの。
前半は民間企業の働き方改革について話を聞き、後半は参加者が3〜4人1組になって「学校の中で一番やりたいこと」「現場で大切にしていること」などを挙げ、実際にそれが進まない理由などを探った。ある男性教諭は「地域行事への参加が多く、それが負担になっている」と悩みを吐露。女性教諭は「保護者向けに作っている『学年だより』が負担」とし、「『学校だより』に一本化しても良いのでは」と提案した。
最後は「自分が一番やりたい業務」「明日から取り組む改革案」を示した。改革案として、「職員会議を行わない日を週1日設ける」「学校のことを地域住民に知ってもらうための呼び掛けを強化する」などの意見が出た。
学校そのもの変える
同校の高山和宣副校長は「学校の中で働き方を考えるワークショップはほとんど行われていなかった」と話し、住田校長も「働き方を考えることは、学校そのもの、教育の在り方について考えることでもある」と語り、小さいことを積み重ねながら、変化を起こしていきたいとした。
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