8月9日と10日に行われた「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」で、帷子小学校6年のシナバーガー英利佳さんが最優秀賞にあたる市長賞を受賞した。「私の考える平和」と題し、自分にできることを追求したスピーチ内容が高く評価された。
同コンテストは、横浜市の主催で毎年実施されているもの。今年は、市内の小中学生約5万3千人が参加。8月9日と10日に西公会堂で行われた本選には、各区の予選会で選ばれた児童生徒37人が出場した。
この中でシナバーガーさんは、小学校の部の出場者19人の中から2人に贈られる市長賞を受賞。「本番はできることをやりきった達成感でいっぱいでした。それに加えて賞まで頂けて光栄です」と話していた。
アメリカ人の父を持つシナバーガーさんは、2年前、ニューヨークの国連本部を見学に行った際に感じたことや、その後の行動についてスピーチ。「世界には平和に暮らせる子ども達ばかりではないと知り、悲しくなりました」と語った上で「自分には何ができるか」を考え、学校内で募金の呼びかけや、学用品の寄付に取り組んでいるエピソードを披露。さらに「将来海外で活動できるように英語を勉強したり、ニュースなどで見た世界の出来事について、家族で話し合ったりしています」と話した。最後には「将来は私自身も国連に入り、難民のいない平和な世界を目指して、力を尽くしたい」という夢にあふれた言葉で締めくくった。
同校の小川義男校長は「今自分にできることと、将来実現したいことについて、具体的な行動や考えを伝えられたことが評価されたのでは」と話していた。
再びニューヨークへ
市長賞を受賞した小中学生4人は「よこはま子どもピースメッセンジャー」として、11月にニューヨークの国連本部に派遣される予定。シナバーガーさんは「以前には分からなかったこともたくさん見て、学んだことを友だちや下級生に伝えたい」と意欲を見せていた。
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