和田西部町内会「秋のお祭り」の実行委員長を務める 田上 敬さん 和田町在住 38歳
「若い力」で町おこし
○…今週末に開催される和田町「秋のお祭り」の実行委員長を務め、企画から広報までを一手に担う。リーダーとなってこの催しをプロデュースするのは昨年に続いて2度目。町内会の役員では一番の若手ということもあり、「毎年同じことの繰り返しではつまらない。今年も新しい企画を増やして来場者を迎えます」と開催に向け意気込む。
〇…熊本県に生まれ、高校を卒業後、自衛官の道へ。「祭り」に魅了されたのは、転勤で14年前に保土ケ谷に移り住んですぐ、近所で神輿の担ぎ手として駆り出されたことがきっかけだった。「初めて参加したときに、その楽しさにハマりました」。7年前に今の場所に引っ越してからは、持前の実行力で町内では行われていなかった「大人神輿」を企画。今ではすっかり地元の定番行事となり、自身もイベントの”顔”的な存在に。実行委員長に就任した昨年は、地域住民が参加できる演芸大会などを取り入れ、来場者数も過去最高となった。その盛況ぶりを喜ぶと共に、「ついてきてくれる周りの協力のおかげです」と周囲への感謝を覗かせる。
〇…今回のイベントの他に、7月に和田町で行われた初の「防災フェア」でも、自衛官のスキルを生かし、リーダーとして指揮を執った。「東日本大震災が起きた後も、まだまだ他人事だと思う人が多い。防災意識を高めて欲しい」と発案し、子どもでも楽しめる企画を用意。親子連れやお年寄りなど多くの周辺住民が訪れた。どのイベントでも、お手本にしているのは他の自治体。「いろんな地域の良いとこ取りをして和田町を盛り上げたい」と今後も改善を重ねていく。
〇…「趣味も町内会です」ときっぱり話すとおり、休日はほとんど町内会館に通う。2人の息子を連れて、出店で販売するおもちゃ等の買い出しに行くことも。「今からたくさんの方の笑顔を見るのが楽しみですね」。和田町の熱い夏は、まだ終わらない―。
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