秋の学園祭「常盤祭」の実行委員長を務める 古川 健太さん 横浜国立大学3年 22歳
裏方で学祭成功に奔走
○…横浜国立大学の秋の恒例行事「常盤祭」。その実行委員長として、約130人の委員を取りまとめる。「今年のプログラムを考えている1、2年生たちは、新しい企画に挑戦し、とてもやる気がある。そんな後輩たちを支えながら成功させたい」と、長の重責を負いながらも後輩たちに気を配る。1年生から参加した学祭も、運営に携わるのは今年が最後。「過去最高の入場者数を目指したい」と気合も入る。
○…都内の高校に通っていた1年生の時、友人と何気なく入った文化祭実行委員会で、運営に裏方として携わる面白さに魅了された。大学進学後、すぐに学祭実行委員員会に参加。高校時代から予算関係に携わってきた経験を生かし、2年間経理を担当した。「物販の販売価格調整や予算の振り分けで、少ない金額で良いものを作ることにやりがいを感じた」と言い、今では委員長として企画へ熱い思いだけで動こうとするとする後輩たちにブレーキをかけることもある。
○…趣味は映画観賞。映画館で始めたアルバイトがきっかけで、多いときには1カ月で10作品以上見ることも。宮崎駿監督のスタジオジブリの作品が好きで、中でも「風立ちぬ」がお気に入り。「主人公が裏方仕事をがっつりやっているところに、男のロマンがあった」。リーダーとして前に出るのではなく、陰ながらサポートするこだわりを力強く語った。
○…今年春の学祭から、実行委員がごみの分別を直接指導する「エコステーション」や、再利用できる容器「リ・リパック」の導入に挑戦してきた。また、今回の常盤祭からお化け屋敷の初開催や、人気バンドを招待するなど、在校生はもちろん地域の人も満喫できるような学園祭作りを考える。「学祭のクオリティーをあげ、一人でも多くの人に楽しんでもらえれば」と意気込む。裏方として控えめながら、実行委員長として自信は十分だ。
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