全国マーチング大会で初の金賞を獲得した保土ヶ谷小学校「特別音楽クラブ」の顧問 内 和俊さん 38歳
演奏で感動与える喜びを
○…「指導者冥利に尽きる」―。そう話したのは、3度目の出場となった全国マーチング大会で初の金賞を獲得した帰り、バスの中での出来事だった。「児童たちが合唱しながら喜びを表現していた。これまで悔しい思いもしてきたけれども、今まで培ってきた練習を積み重ねて、素晴らしい結果を児童たちが掴んでくれた」と感慨深く振り返る。
○…小学生の時に音楽の先生から金管楽器のバンドに誘われ、音楽の世界へ飛び込んだ。以降、現在に至るまで公私ともに音楽と関わる日々を送っている。その中でも「今の自分を形づくった」と話すのは中学の時。在学した中学校はマーチングで地方大会に出場しては金賞を獲得する強豪校。「練習はとても厳しかったけれども、仲間と一つの目標に向かって努力して賞をもらったり、コンクールでたくさんの拍手をもらうことで物事を達成することの楽しさを学んだ」と青春時代の体験を笑顔で話す。
○…中学の時に音楽指導をしてくれた教師がきっかけで「小学校で音楽の教師になりたい」と思い続け、大学卒業後に教師になる夢を叶えた。それから16年。「これまでたくさんの指導者から教わった事、自身もこれまで失敗や経験してきたことを指導者として児童たちにどんどんアドバイスしていきたい」と話す言葉に音楽や指導に対する思いが随時に垣間見える。
○…「金賞を獲得したことが終わりではない。全国での経験がいい励みとなり、音楽を通して成長をしていってくれたら」と児童たちへの思いを自身のこれまでの体験と重ねて話す。「お世話になった顧問の方々、地域、保護者の方々に感動を届けられるような演奏ができれば」と感謝の気持ちを交えながらこれから控える大会やイベントに向けての思いを話した。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>