3月22日付で保土ケ谷警察署長に就任した 寺崎 富美さん 川辺町在勤 57歳
チーム力で「誠心誠意」
○…保土ケ谷警察署としては2003年以来の女性署長。ノンキャリアでは県下でも6年半ぶり、二人目の抜擢となる。「一人目は注目されますが、二人目はあまり取り上げられないので気楽ですね」とほほ笑む。それでも「署長として一つの地域を任されることに重責を感じる。頑張らなきゃという思い」と真剣な表情に。署員には「チーム力」の大切さを語った。「一生懸命かどうかは見抜かれる。署訓でもある『誠心誠意』を心がけたい」
○…前任地が免許センターだったこともあり、高齢者ドライバーの交通安全は力を入れたい事業のひとつだ。5月に改正道路交通法が施行され、75歳以上で一定の違反行為があった場合、免許更新時に運転技能検査が必要となる。「運転に不安を感じたら免許を返納する勇気も必要。高齢者が事故に関わらないために色々なことをしていきたい」と話す。増え続ける特殊詐欺の被害に対しても「金融機関との連携や注意喚起を地道にしていきたい」と語る。
○…宮城県出身。当時は女性警官を採用する都道府県も限られていた時代。「神奈川県警の試験を受ける」という同級生に付き添った結果、自分だけが合格。「行かないわけには…」と警官の道へ進んだ。初任地は横浜駅西口の交番。歩き回って道を覚えるのが最初の仕事。カラーガード隊も1年間経験した。「いろいろな仕事が出来るのは警察ならではですね」と振り返る。
○…「体力には自信あり」と、コロナ禍以前は全国各地のマラソン大会に出場。ベストタイムは3時間台。「走っている最中は『なんで出ちゃったんだろう』と思うけれど、完走すると『またやろうかな』と思えてくる。達成感が良いんでしょうね」
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