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鶴見区版 公開:2012年4月12日 エリアトップへ

市長インタビュー 一問一答 力強く前進する横浜を

公開:2012年4月12日

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 -新年度がスタートした。2012年度予算の位置づけや重点施策を。

 「力強く前に進む元気な横浜を目指し、一歩前に踏み出すために知恵と創意で考えに考え抜いた予算だ。市長就任以来進めてきた子育て支援や横浜経済活性化のための施策を結実させ林市政の成果を実感して欲しい。中でも、市民が安心して暮らせる前提として震災対策、津波対策にしっかりと取り組む。また、未来への投資として教育と文化芸術にも注力する。7月の後半からは3ヵ月間、街をあげてダンスで彩る、『DanceDanceDance@YOKOHAMA2012』を開催する」

 -震災対策の具体的内容はどのようなものか。

 「区庁舎と学校施設の耐震化は最優先だ。特に市立学校の耐震補強は11年度に10校着手したが、12年度は26校の耐震補強の設計工事を行う。また、公共施設だけでなく、一般木造住宅、分譲マンション、大規模商業施設など民間建築の耐震化を支援する。さらに横浜市防災計画の修正、津波警報伝達システムの整備も実施する」

 -放射線対策は。

 「基本は市民の安全を守って不安を払しょくしていくこと。まずは、正しい知識と情報を伝えることが重要だ。その上で、放射線の測定を引き続き実施していくとともに、マイクロスポット対策や食品経由の放射性物質対策を実施していく。下水汚泥焼却灰の課題は国とも協議し解決にあたる」

 -中小企業振興や商店街振興はどうか。

 「中小企業振興関連は融資事業を除いた総額で対前年度比14・2%増の24億円を確保した。中小企業新技術・新製品開発促進事業、特に環境エネルギー分野等の成長分野を中心に支援する。新技術・新製品開発から設備投資、販路開拓まで一貫した支援を強化する。横浜の商店街は伝統があり、魅力的だ。昨年度は震災から1年目ということで商店街が力を結集して『スマイル東北市』を実施した。復興支援への取り組みを今後も市としても協力する。さらに、商店街の話題づくり、魅力ある商店の発掘を目指した販売促進キャンペーンを今年も実施する。今回は昨年のコロッケに続き、スイーツにスポットを当てた『ガチあま』を展開。これを側面支援したい」

 -「子どもと向き合う時間の確保対策」を打ち出したが。

 「学校の先生方が忙しいのは授業や児童生徒指導以外にさまざまな事務作業、保護者や地域への対応など多岐にわたることが背景にある。これを解決しようと、12年度は教育現場の声を聞き心理的支援・助言を行うカウンセラーの小学校への派遣を充実させ、児童支援専任教諭もおく。そのほか校務システムのIT化も中学校で導入する」

 -がれき受け入れについての基本的な考え方を。

 「これについては広域処理ができていないのが現状だ。がれきを置いておくことで復興が遅れているのは事実で、早期に助けるのは責務だ。国民みんなが全員考えなくてはいけないことだが、一方で市民には心配や不安があると思う。今、国と県と3政令市で処理のマニュアルなど話し合っている。市は市民の安心と安全を最優先に考え、一番いい処理方法などを検討している。県とも鋭意協議していく」

 -来年夏には任期が終わる。13年度予算は「骨格予算」となるのか。

 「今、そこまでは考えていない。まずは成果を結実させ、その成果を実感していただくことが重要だ。その意味で今年は勝負の年だと考えている」
 

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