外国籍の子らに宿題指南 元教師などが講師
外国籍や外国にルーツを持つ子どもたちの学習を支援しようと、鶴見国際交流ラウンジで8月21日から25日までの5日間、「夏休み宿題教室」が開かれた。
国際交流ラウンジは、多言語による生活相談、講座やイベントなどを通じ、外国人支援を行う場として2010年に開設。今回の宿題教室は開設当初から実施しており、通年の学習支援教室も開いている。
期間中は連日小学1年生から中学3年生まで40人以上が参加。講師ボランティアは大学生や元教師など約40人が各日集まり、夏休みの宿題を手伝った。
参加人数は予想以上に多く、会場として予定していたラウンジ内には入りきらず、サルビアホールのリハーサル室などを借りる日もあった。「ボランティアの人手も足りず、マンツーマンで指導することができない子もいた」と佐藤則義館長は話す。
子どもたちは、「苦手だった漢字や文法が少しわかるようになった」「算数の文章問題がスラスラ解けるようになった」と達成感を得ていた。ボランティアとして3日間小学生を教えた区内在住の大学生は、「最初はあまりしゃべってくれなかったが、だんだんくだけてきて、質問してくれるようになったのがうれしかった」と話していた。
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