来賓も駆けつけ、オープンを祝った
ＪＲ鶴見駅で建設が進んでいた駅ビル「シァル鶴見」が11月１日、オープンした。
地下１階、地上６階建てで、「心通いあうくつろぎの我が家」がコンセプト。生鮮品などの食料品、レディスファッション、雑貨など計71店舗が入る。
デザインは商業施設としては珍しく、日本の禅文化を取り入れた。馬場にある建功寺の住職で、世界的な庭園デザイナーとしても活躍する枡野俊明住職がプロデュースした。
特に５階より上階に禅文化のイメージを色濃く配置。禅カフェ「坐月 一葉」（５階）や、屋上に枯山水の庭園を造るなどした。
「特別な館に」
同日、開店前に行われたオープニングセレモニーでは、枡野住職をはじめ、鈴木伸哉副市長や山崎幹夫鶴見区長らも参加したテープカットなどがあった。
運営する（株）横浜ステーシヨンビルの荒井稔代表取締役社長は、「シァルは、スペシャルのシャル。訪れる人にとって、特別な館にしたい」とあいさつした。
開店に並んでいた区内在住の男性は、「便利になる。住んでよかった」と喜び、近隣の主婦は「買い物できる場所が増えてうれしい」と笑顔を見せていた。
文化事業も展開
また、枡野住職は、總持寺や鎌倉の建長寺、鶴見大などから代表者をつのり、「シァル鶴見文化事業協議会」を発足したと発表。来年４月から禅カフェなどを利用し、定期的に座禅体験や茶会などの企画を行っていくという。
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