宝蔵院 源平五色の椿が見ごろ 5月中旬まで毎日咲替る
宝蔵院=馬場4の7の5=の源平五色(ごしき)の椿が見頃を迎えている。五色の花が咲く全国唯一の椿で、5月中旬まで楽しめる。
五色椿は、一本の幹から赤・白・ピンク・しぼり(赤と白が点散)・ぼかしの五色の花が咲き、毎日咲替わる。赤と白の花をつけることから、2色を示す「源平」の名を冠している。
樹高は6mで、樹齢は推定600年と言われる。椿の花はカーネーションの様に花びらが幾重にも重なっており、雄しべと雌しべが花びらと花びらの間から生えている珍しい品種として、希少価値も高いという。1975年には「横浜市の名木古木」、84年には「かながわの名木100選」に選ばれた。
宝蔵院によると、日当たりや風通し、水はけなどの条件が良く、千年は咲き続けるのではないかという。
椿を見に訪れた区内の女性は、「木が思ったより大きくてびっくり。来年も見に来たい」と話す。宝蔵院の國田隆稔住職は、「毎日咲き変わるので、桜のようにいっぺんに散ってしまうことはない。見に来てくれた時いつでも見ごろと言える」と語っていた。
宝蔵院へは、JR鶴見駅西口から横浜市営バス38、41系統で「宝蔵院前」下車徒歩5分。問い合わせは、【電話】045・571・2214。
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