神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
鶴見区版 公開:2013年6月20日 エリアトップへ

被災者の体と心ほぐす 木内さん(岸谷在住)がボランティア

社会

公開:2013年6月20日

  • LINE
  • hatena
木内有美さん(上)マッサージする木内さん(下)
木内有美さん(上)マッサージする木内さん(下)

 岸谷在住の木内有美さんは、東日本大震災の被災地を訪ね、リラクゼーションマッサージを提供するボランティア活動を続けている。

泣いてしまうかも

 普段はアロマセラピストなどの資格を活かし、リラクゼーションサロンを営む。被災地でマッサージを始め様々な支援活動を行う「J(ジ)ILCA(ルカ)」や「チーム恵比寿」に所属し、2012年1月から活動を始めた。

 それまでボランティア経験はなかった。震災直後から、被災地への物資提供や、募金などを行っていたが、現地ボランティアは「精神的に強い人じゃないとできない。私なら泣いてしまう」と思っていた。

 それでも被災者への思いは募っていった。「テレビで不安な日々を送る被災者を見ていて、少しでも体をほぐし楽になってほしいという思いが強くなった。泣かずに私も行けるかなと自信を持てた」

勇気出して良かった

 被災地には月1回を目標に訪問し、仮設住宅などに住む高齢者を中心にマッサージする。

 「体をほぐすと心もほぐれる」と木内さんは言う。マッサージを受けたある被災者は、周囲にも打ち明けていなかった被災体験を語ってくれたという。「感情を表に出さず我慢してしまう人が多い。心を開くきっかけにもなっていると思う」

 当初は被災者に本当に喜んでもらえるか不安だったという。「実際は皆暖かく迎えてくれ、喜んでもらえた。勇気を出して良かったと今は思う」

 震災から2年以上が経ち、ボランティアの数が減少しつつあることに、木内さんは危機感を抱いている。「まだまだ支援は必要。いろいろな事情で被災地に行けない人も、できることを続けてほしい。忘れないことが大切」。仮設住宅がゼロになるまで、活動は続けるつもりだ。

鶴見区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

總持寺・花月園を巡る

神奈川歴史散歩

總持寺・花月園を巡る

5月25日、約4キロ

4月25日

つるぎん27日に

「生活の困りごと気軽に相談を」

「生活の困りごと気軽に相談を」

生活支援コーディネーター PR動画を作成

4月25日

非常用トイレ備えて安心

自宅便座に簡単設置

非常用トイレ備えて安心

マンションで逆流トラブル

4月25日

横浜BCが新たな船出

横浜BCが新たな船出

BUNTAIで3試合

4月25日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 7月14日0:00更新

  • 7月7日0:00更新

  • 4月7日0:00更新

鶴見区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

鶴見区版のイベント一覧へ

コラム一覧へ

鶴見区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook