神奈川県内の高齢者や障害者施設を訪問し、ボランティアで出張のミュージカル公演を行っている市民団体「よこはまミュージカル牧場」(高城瑞穂代表=人物風土記で紹介)が、市内を拠点に活動中だ。2008年の夏にスタートした活動は、9月14日に行う公演で50回目を迎える。
ほとんどが会社員
同団体は、宝塚歌劇団OGのショーなどを手がけてきた高城さんが主宰。要望のあった市内各区の地域ケアプラザなどを訪れ、施設利用者らにミュージカルや小説のアレンジ作品を届けている。
メンバーは公募で募り、現在は約10人。鶴見区や神奈川区、南区から参加し、20代から30代の女性が中心だ。ほとんどが会社員のため、稽古は週1回。宝塚、劇団四季出身の大橋真紀子さんを振付と指導に迎え、練習を重ねている。
全身全霊が好評
メンバーの中田暖子さんは「『利用者がこんなに長く集中することはあまりないんですよ』と施設のスタッフに言われたこともある。喜ばれるのが嬉しい」と語る。未経験者ばかりだが、全身全霊で表現するパフォーマンスが好評だ。
「豪華な衣装や立派な設備はないが、笑顔になってもらいたい」と高城さん。「週末ならどこへでも行く。活動の幅を広げていきたい」と話している。
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