鶴見署管内 交通事故が3年連続減 昨年の概況まとまる
鶴見警察署(新井雅之署長)はこのほど、同署管内で昨年1年間に発生した人身交通事故概況と刑法犯認知件数をまとめた。
11年からマイナス300件
昨年1年間の交通事故発生件数は、679件で前年から92件減少している。減少は3年連続で、2010年の1064件から385件減った。3年間で300件以上減少した警察署は県内でも珍しいという。
同署では、地域住民と協力して交通安全教室やキャンペーンを開くなどして交通ルールの啓発に取り組み、一昨年も事故件数の減少率が県内警察署の中でトップとなるなど、着実に事故件数減少に努めてきた。 同署は、「地域のボランティアらとの日頃の啓発活動があってこその結果。悲惨な事故が1件でも減らせるようこれからもがんばりたい」と話す。
刑法犯は141件増
昨年1年間の刑法犯認知件数は2210件で、前年から141件増えた。そのうち、特に自転車盗が584件で前年比52件プラスと大幅増。全体数を押し上げた。12年には前年比マイナス179件となるなど、近年は減少傾向が続いていたが、今年はプラスに転じた。
同署によると、自転車盗の発生場所はこれまで鶴見駅前が中心だったが、昨年は住宅街まで被害が広がる傾向にあったという。住宅街での被害の場合、施錠せず駐輪していたことで盗まれるケースが多く、「マンションなどに継続して注意喚起していきたい。忘れずに施錠する意識を持って」と同署は呼びかけている。
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